シュガーレスキス
5-3 ツンを愛す
SIDE 菜恵
八木さんが全く積極的な動きをしなくなった。
聡彦も拍子抜けしたようになっていて、何がどうなったのか最初は分からなかった。
でも、風の噂で彼は先日短期滞在していた日下部課長と付き合っているという事が分かった。
相当な年上で、まだ独身のキャリアウーマンだったはずだけど、八木さんたらどういうテクニックで口説いたんだろう。
私はまさか彼が逆に口説き落とされたなんて事実は知らないから、こう思っていた。
「とりあえず、邪魔者は一人消えたな」
そう言って、聡彦は遠慮の無いキスをしてくる。
「一人って何。他にはいないでしょそんな人」
「菜恵は全然自分の立場を分かってないな、本当に世話が焼ける……」
「ん……っ!」
彼のザラッとした舌の感触が胸の先端で感じられて、声が出そうになった。
何だか最近私の体も前より反応するようになっていて、それが聡彦を喜ばせている。
「何で声我慢してんの?もっと素直になっていいよ」
「やらしい言葉言わないで!」
私は恥ずかしくてボウッとなっていた頭を必死にクリアにしようと頑張る。
でも、聡彦の優しい手が体のあちこちをまさぐる度に、またすぐに甘い感覚に酔わされる。
八木さんが全く積極的な動きをしなくなった。
聡彦も拍子抜けしたようになっていて、何がどうなったのか最初は分からなかった。
でも、風の噂で彼は先日短期滞在していた日下部課長と付き合っているという事が分かった。
相当な年上で、まだ独身のキャリアウーマンだったはずだけど、八木さんたらどういうテクニックで口説いたんだろう。
私はまさか彼が逆に口説き落とされたなんて事実は知らないから、こう思っていた。
「とりあえず、邪魔者は一人消えたな」
そう言って、聡彦は遠慮の無いキスをしてくる。
「一人って何。他にはいないでしょそんな人」
「菜恵は全然自分の立場を分かってないな、本当に世話が焼ける……」
「ん……っ!」
彼のザラッとした舌の感触が胸の先端で感じられて、声が出そうになった。
何だか最近私の体も前より反応するようになっていて、それが聡彦を喜ばせている。
「何で声我慢してんの?もっと素直になっていいよ」
「やらしい言葉言わないで!」
私は恥ずかしくてボウッとなっていた頭を必死にクリアにしようと頑張る。
でも、聡彦の優しい手が体のあちこちをまさぐる度に、またすぐに甘い感覚に酔わされる。