シュガーレスキス
■第2章(1話)
1-1 ツンVS俺様(SIDE聡彦)
SIDE 聡彦
俺は何やってんだ。
菜恵の体を全く満足させてやれない。
”あいつ”のせいで、今、結構焦らされている。
菜恵がまた手強いのに狙われている事を、つい最近知ってしまった。
八木との一件が解決したっていうのに、菜恵の知らないところで新たなライバルが出現していた。
先日やった合同接待での事だ。
普段はあまり交流の無い広報営業部の人たちとも混ざって仕事をした。
さすがに営業っていうだけあって、皆見た目がいいのばかり集められている。
その中でもリーダーシップをとって偉そうにしている男が、特に目立つ顔立ちをしていた。
「おい、そういうのは後でやれよ。今はこっちだろ?」
「はい、すみません」
「何度も言わせんな。あ、それ書きなおし必要になるから鉛筆書きにしておけよ」
こんなやりとりが何度も繰り返されている。
司令塔というか……何様だよっていう態度の大きさ。
それに、相当な自信過剰ぶりが伝わってきて、何だか見ているだけで好きにはなれそうもない男だなと思った。
俺は何やってんだ。
菜恵の体を全く満足させてやれない。
”あいつ”のせいで、今、結構焦らされている。
菜恵がまた手強いのに狙われている事を、つい最近知ってしまった。
八木との一件が解決したっていうのに、菜恵の知らないところで新たなライバルが出現していた。
先日やった合同接待での事だ。
普段はあまり交流の無い広報営業部の人たちとも混ざって仕事をした。
さすがに営業っていうだけあって、皆見た目がいいのばかり集められている。
その中でもリーダーシップをとって偉そうにしている男が、特に目立つ顔立ちをしていた。
「おい、そういうのは後でやれよ。今はこっちだろ?」
「はい、すみません」
「何度も言わせんな。あ、それ書きなおし必要になるから鉛筆書きにしておけよ」
こんなやりとりが何度も繰り返されている。
司令塔というか……何様だよっていう態度の大きさ。
それに、相当な自信過剰ぶりが伝わってきて、何だか見ているだけで好きにはなれそうもない男だなと思った。