シュガーレスキス
後日……ギャンブラーの会の「暴露会」が開かれた。
今回は、負け知らずだった如月さんが負け、今までさんざん暴露を強要されてきた他のメンバーが猛烈に彼を攻撃した。
「如月さん、今恋人いるんですか!?」
その質問に、彼は「……いねーよ」と答えた。
「じゃあ、今好きな人はいるんですか!?」
この質問には「……どうでもいいだろ」と答える。
「どうでも良くないですよ、俺なんかこの前、彼女と初めてキスした場所まで聞かれたんですからね!」
恨みが溜まっているらしい水野くんという若い男性がお酒の勢いもあって、如月さんに相当強く迫る。
何度か同じ質問をされ、如月さんもとうとう
「ああいるよ!うるせーなあ。気に入ってる女の一人や二人いるだろ、そりゃ」
……と、逆切れした。
すると、その場のメンバーが一気に浮き足立つ。
「うほー。誰ですか、苗字だけでも教えて下さいよ。イニシャルでもいいですから!!」
という突っ込みがさらに入る。
さすがに答えきれなくなった如月さんが「もう会計しろ」と、逃げに入った。
全員が「うそー!」と、残念な声を上げる。
彼をやり込められるのはめずらしい事らしく、皆目が生き生きしていた。
その様子を見ていて、私はクスッと笑えてしまった。
今回は、負け知らずだった如月さんが負け、今までさんざん暴露を強要されてきた他のメンバーが猛烈に彼を攻撃した。
「如月さん、今恋人いるんですか!?」
その質問に、彼は「……いねーよ」と答えた。
「じゃあ、今好きな人はいるんですか!?」
この質問には「……どうでもいいだろ」と答える。
「どうでも良くないですよ、俺なんかこの前、彼女と初めてキスした場所まで聞かれたんですからね!」
恨みが溜まっているらしい水野くんという若い男性がお酒の勢いもあって、如月さんに相当強く迫る。
何度か同じ質問をされ、如月さんもとうとう
「ああいるよ!うるせーなあ。気に入ってる女の一人や二人いるだろ、そりゃ」
……と、逆切れした。
すると、その場のメンバーが一気に浮き足立つ。
「うほー。誰ですか、苗字だけでも教えて下さいよ。イニシャルでもいいですから!!」
という突っ込みがさらに入る。
さすがに答えきれなくなった如月さんが「もう会計しろ」と、逃げに入った。
全員が「うそー!」と、残念な声を上げる。
彼をやり込められるのはめずらしい事らしく、皆目が生き生きしていた。
その様子を見ていて、私はクスッと笑えてしまった。