シュガーレスキス
1-3 ツンに浮いた噂
「だから……何もないよ」
「どうだかな」
聡彦から如月さんとの仕事ぶりをそれとなく聞かれ、返事に困る。
「あの人仕事中はあんまり話さないし。失敗しないか注意するだけで精一杯だから……それだけだよ」
営業の仕事に慣れるのに必死で、あまり如月さんがどうだとか考えていない。
ただ、思ったより鬼なわけじゃなくて、それなりに仕事がうまくいくと褒めてくれたりする。
もっと頑張ろうと思わせる人だな……っていうのは何となく感じている。
「外から見てる分には何が起こってるのか、何を話してるのか全く見えないからさ」
聡彦は彼と特別何かあるんじゃないかって気にしている。
でも、ダイレクトには聞いてこなくて、夜にお互い肌を合わせている時に、それとなく伺うっていう感じだ。
「聡彦に美人との噂でも沸いたら、私も質問攻めにするからね」
「そんなん流れようが無いって……」
こんな感じで、専ら私は心配される日々だった。
企画での聡彦は、そりゃあ凛々しく働いていて、私は仕事する彼もやっぱり素敵だなと惚れ直しているところだ。
「どうだかな」
聡彦から如月さんとの仕事ぶりをそれとなく聞かれ、返事に困る。
「あの人仕事中はあんまり話さないし。失敗しないか注意するだけで精一杯だから……それだけだよ」
営業の仕事に慣れるのに必死で、あまり如月さんがどうだとか考えていない。
ただ、思ったより鬼なわけじゃなくて、それなりに仕事がうまくいくと褒めてくれたりする。
もっと頑張ろうと思わせる人だな……っていうのは何となく感じている。
「外から見てる分には何が起こってるのか、何を話してるのか全く見えないからさ」
聡彦は彼と特別何かあるんじゃないかって気にしている。
でも、ダイレクトには聞いてこなくて、夜にお互い肌を合わせている時に、それとなく伺うっていう感じだ。
「聡彦に美人との噂でも沸いたら、私も質問攻めにするからね」
「そんなん流れようが無いって……」
こんな感じで、専ら私は心配される日々だった。
企画での聡彦は、そりゃあ凛々しく働いていて、私は仕事する彼もやっぱり素敵だなと惚れ直しているところだ。