夢恋
学校に着くとまだ人は少なく、部活の朝練の人達しかいなかった

約1ヶ月ぶりの学校は、何も変わっていないのに、何故かいつもの景色とは違って見えた


やっとげた箱に入り、バッグから上靴を出しロッカーを開ける

その瞬間あたしの顔から笑顔は消え、足が震え出す


何…これ…


あたしのロッカーの中には、いつのものかも分からないジュースや弁当の空が押し込められていた


うっ…


その異臭にあたしは吐き気がしてトイレに走った



誰が…あんなことしたの…


心当たりのないあたしは、ただ怖くてしかたなかった
< 104 / 209 >

この作品をシェア

pagetop