夢恋
2時間目の休み時間、約束通り柏原さんは教科書を返しに来てくれた
『ホントありがとね!助かったよ~』
そう言うと、教室の中を見渡して
『棗は?』
『…戸城なら、多分屋上だと思いますよ』
『そっか!ありがとぉーじゃあ~ね』
笑顔で去っていく柏原さんに、あたしは小さく手を振った
げた箱で会ったときは、すごく怖い人かと思った。けど実際は、すごく可愛くて、綺麗で、優しくて…こんな人そうそういないと思う
何で戸城の彼女は柏原さんなんだろー…もっと別の…あたしと変わらない人だったら、良かったのに…柏原さんぢゃ勝ち目ないよ…
その日戸城は、教室に戻って来なかった
『ホントありがとね!助かったよ~』
そう言うと、教室の中を見渡して
『棗は?』
『…戸城なら、多分屋上だと思いますよ』
『そっか!ありがとぉーじゃあ~ね』
笑顔で去っていく柏原さんに、あたしは小さく手を振った
げた箱で会ったときは、すごく怖い人かと思った。けど実際は、すごく可愛くて、綺麗で、優しくて…こんな人そうそういないと思う
何で戸城の彼女は柏原さんなんだろー…もっと別の…あたしと変わらない人だったら、良かったのに…柏原さんぢゃ勝ち目ないよ…
その日戸城は、教室に戻って来なかった