夢恋

好きだから…

それから、毎日のように嫌がらせは続いた


げた箱だけだったのも、机の中まで荒らされて、教科書もビリビリに破かれた







『おいっお前大丈夫か!?』

『えっ?』

今はお昼。川瀬は、チャイムと同時に教室に来て、一緒に昼飯を食べるようになった

『すず顔色悪いよ…』

『あー大丈夫大丈夫。昼飯食べたら、良くなるから』

とごまかしたが、最近あまり眠ってないせいか、たまに目眩がする



それでも大丈夫と自分に言い聞かせ、机を合わせようと席を立った瞬間


視界が…歪んだ……

―――ガダガダンッ



『すず!?すずしっかりして!!』



あたしは、気を失っていた…
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