夢恋
『相沢さ~ん』


大きな声で呼ばれ、振り向くとクラスの男子の横には、見覚えのない男子…

『あのっ…ちょっと良いですか?』

その知らない男子は、少し照れたような顔して歩きだしたので、あたしはとりあえず男子の後ろを追った




踊場の階段の前まで行くと、男子は立ち止まりこちらを振り向く

『えっと…突然ごめん。俺2年の中村です』

先輩かぁ…どーりで見たことないわけだ

『あたしに何か用ですか?』



『突然で…ビックリするかもだけど、前から相沢さんのことが好きだったんだ。良かったら、付き合ってくれませんか?』



……………へ?

あたしは、耳を疑った

今 この人あたしのこと好きって言った………?



人生初の告白に少し頭が混乱したけど、ゆっくり息を吐いて

『ごめんなさい…あたし…好きな人がいるんです』
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