【完】俺に溺れろ!~最強ヤンキー君からのアイラブユー~
*不良サマなんて大っ嫌い*
文化祭、二日目。
「かなえちゃん……おめでとうーっ!」
「澪、ありがとう~!」
私はかなえちゃんと、朝、トイレで二人
で抱き合った。
だって……かなえちゃんの恋が実ったん
だもん。
昨日、あのあと告白されたんだって。そ
れがあまりに真剣だったから、芝崎くん
の事を信じてみようと思ったんだとか。
それで、今朝は、芝崎くんがかなえちゃ
んの肩を抱きながらクラスにやって来た
かと思えば。
キッラキラの王子様スマイルで、「これ
、俺の彼女だから。手ぇ出したら俺、な
にするかわかんねーよ?」っていって、
かなえちゃんのほっぺにキスしてから戻
っていったの。
かなえちゃん、真っ赤だったなぁ……。
「ふふ、かなえちゃん、愛されてるね」
芝崎くん、かなえちゃんが好きでたまら
ないって瞳だったもんね。