【完】俺に溺れろ!~最強ヤンキー君からのアイラブユー~





澪の方が可愛いよ、なんてお世辞をいっ
てくれるかなえちゃん。



私の衣装は、メイド服みたいなもの。



黒い膝上のワンピースに、ピンク色のフ
リフリのエプロンをつけて、髪の毛は、
ツインテールにしてある。



もっと地味なやつで良かったのに、教室
に入るなり、女の子達に囲まれて、あれ
よあれよという間に、こんなことになっ
ていた。



このツインテールは、蒔田さんがやって
くれたんだ。



それでね、「昨日は強く言い過ぎてごめ
んなさいね」って謝ってくれたの。



三木くんのいう通り、好い人だったんだ
、蒔田さん。



三木くんは、気まずくなっちゃうかな、
と思ったんだけど、普通に挨拶してくれ
た。



「昨日の、向坂の彼女って意味?」って
訊かれて、ちょっと罪悪感を感じながら
も頷いたら、「幸せになれよ」って笑っ
て応援してくれた。



三木くんも、好い人だ。



「今日は1日この格好なんだってー」





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