【完】俺に溺れろ!~最強ヤンキー君からのアイラブユー~
「は?」
ああぁ…っ!ほらもう!向坂くんもすご
く怪訝そうな表情に……っ
だけど一度口からでた言葉は取り消せな
くて、震える声でもう一度喋る。
「こ、こんなの……身体に良くないです
、から……」
「……」
ああもう!黙っちゃった……黙っちゃっ
たよ!絶対生意気だと思われてるよ!
あわあわとプチパニックに陥っていると
、不意に。
「プッ……」
と、目の前の向坂くんが吹き出して。
ビックリして目を見開くと、向坂くんは
目を細めながらクツクツと喉を鳴らして
笑っていた。
「ハハッ!そんな気弱でひょろっちい見
た目しといて、結構はっきりしてんだな
?」
ひょ、ひょろっちい……!?