【完】俺に溺れろ!~最強ヤンキー君からのアイラブユー~
「り、燐ちゃんママ!?駄目だよ、向坂
くん困らせたら……」
「あら、良いじゃないのよ。もう暗いん
だし。ね?」
ニコニコと俺に笑いかけるお義母さん。
「お気持ちは嬉しいんですけど……」
家に兄弟しか居ないんで、と言おうとし
たら。
───~♪
携帯が鳴った。しかもディスプレイには
、"お袋"の文字。
……珍しい。
すいません、とお義母さんに謝ってから
電話に出た途端───……
『ちょっと空ーーー!!』
……物凄い金切り声が聞こえてきた。
うるさ……。つか、テンション高いんだ
よ。
「なんだよ」
『あら。もう随分と久しぶりだっていう
のに素っ気ないのね!』