【完】俺に溺れろ!~最強ヤンキー君からのアイラブユー~




はぁ、と思わずため息をついた時。



「空くぅ~ん!お泊まりしなよー」



と、お義母さんの声が後方から、それも
結構な音量で届いた。



そんなお義母さんに苦笑いで応えている
と今度は携帯から、



『ちょ、今の彼女!?ていうかお泊まり
ってなによ!』



と興奮気味に捲し立てられた。



「いまのは彼女のお母さん。泊まりは、
誘われてて……」


『じゃあご厚意に与えてとまっちゃいな
さい!』


「は?でも……、」


『櫂斗たちは私とパパで面倒見るから!
……避妊はしっかりね!』


「は!?……切れやがった……」



最後、とんでもねー事ぶちかましやがっ
たぞ。



ていうかこれは……強制的に泊まり?



「さ、向坂くん?」




< 233 / 314 >

この作品をシェア

pagetop