【完】俺に溺れろ!~最強ヤンキー君からのアイラブユー~
おずおずと言ったように話しかけてきた
澪をちょっと見つめてから……。
「悪いけど、泊めて」
と言った。
「……なんで俺が……」
俺は、深くため息をついた。
でもそりゃそうだろ。だって一緒に眠る
のが───……。
「あれ。俺じゃ不満かな?」
澪の偽り腹黒兄貴、だなんて。
そりゃ別に、澪と寝れるなんて、あわよ
くばとは思ったけど、期待してなかった
し。
だけどまさかこいつと一緒にさせられる
だなんて……。
だったらリビングのソファーで寝かせて
くれた方が幾分かマシだったぞ。