【完】俺に溺れろ!~最強ヤンキー君からのアイラブユー~
でも、ギャルさんのあの特有の口調と、
濃いメイクは苦手なんだよね……ちょっ
ぴり。
「あ!ここのお店入りましょ!澪ちゃん
にぴったりのお洋服がきっといっぱいあ
るわよ!」
そう言って入ったのは、ガーリーなお店
。私の好みのお洋服も沢山ある。
「ねえねえ、このワンピース、どう?」
「わぁ……!とっても可愛いです!」
清夏さんが手にしたのは、小花柄のワン
ピースで、裾に白いレースがついている
。
私の受け答えに満足したように微笑んだ
清夏さんは、そのワンピースを向坂くん
に見せた。
「ねえちょっと!空、どう思う?」
すると向坂くんは眉を潜めて、
「あんたみたいなオバサンの着る服じゃ
ないだろ、どう見ても」
っていいはなった。
こ、こんなに綺麗な女性(ひと)つかまえ
て"オバサン"だなんて!その言葉に形容
するのは失礼だよ!