【完】俺に溺れろ!~最強ヤンキー君からのアイラブユー~
じ、と向坂くんを見つめていると、向坂
くんが一言。
「丈が短ぇ」
……って。
それはあれですか。見苦しい足なんか、
見せてんじゃねえ的なあれですか!
やっぱり似合わなかったんだって……!
「ご、ごめんなさい!お見苦しいものを
見せてしまって……」
すぐに脱ぐので、とカーテンを閉めよう
としたら、その腕を向坂くんに掴まれた
。
「待て。誤解すんな」
誤解……?
「その格好はすげー可愛いし、似合って
る」
「……っ!」
ちょっと頬を赤らめながら、ぶっきらぼ
うにそう言った向坂くんに、顔が熱くな
っていく。
私、ゲンキンだ。