【完】俺に溺れろ!~最強ヤンキー君からのアイラブユー~
さっきまですっごいブルーな気分だった
のに、その一言だけで、舞い上がってる
。
だけど、と向坂くんが耳元で囁く。
「他の男に見せたくない。可愛すぎるか
ら」
そんな、ことを。
耳元で、甘い甘い重低音で囁かれたら、
逆らえなくなってしまう。
胸が、もうキュンキュン煩いよ……。
「だから、着るんだったら俺と二人っき
りの時だけにしろ」
「う、うん……」
なんだか照れちゃって、向坂くんの顔を
見れないでいると、
「こんな所で澪ちゃんに欲情すんなエロ
ガキ!」
なんて声と共に、向坂くんの頭に清夏さ
んのチョップが飛んできた。
その突然の出来事にビックリして、キュ
ンキュンが一瞬で消えちゃった。