【完】俺に溺れろ!~最強ヤンキー君からのアイラブユー~
最早下着としての機能が失われてる気が
する。
「そうね。澪ちゃんにはまだ早いわね」
ふふふ、と笑いながらその下着を戻した
清夏さん。
清夏さんなら持ってても似合いそうだ。
「……あのね、澪ちゃん、ありがとう」
「へ?」
「空の彼女になってくれて……空を愛し
てくれて、ありがとう」
「い、いえそんな……」
改めてそう言われると、照れちゃう。
ふと、清夏さんがその瞳に寂しげな色を
浮かべた。
「……私ね、仕事がすごく大事で、あん
まり子供のこと構ってやれなくて。長男
の空には、いつも迷惑かけてばっかりな
の」
「……。」
「だからね、空に嫌われちゃうのも、し
ょうがないんだけど……」
「嫌ってなんか、居ませんよ」