【完】俺に溺れろ!~最強ヤンキー君からのアイラブユー~




唖然としていると、腰が抜けてその場に
へたりこんでいた私の腕を、向坂くんが
グイッと引っ張って、私を立ち上がらせ
た。



向坂くんは私服で、私服もなんか暴走族
みたいなのかと勝手に思っていたけど、
意外に普通……というかお洒落で。



黒い無地のインナーに、青いチェックの
半袖シャツを羽織っていて、七分丈のジ
ーンズを穿いている。



胸元に光るゴールドのネックレスが、イ
ンナーによく映えていた。



「……おい、大丈夫か」


「……あ…」



お礼を言わなくちゃ、とは思いながらも
、意識が掴まれたうでの方へと削がれる




触れた部分が、熱くて、離してほしくて
……だけどさっきの茶髪さんの時のよう
に、気持ち悪くは無かった。



どっちかっていうと安心できるような…
…って、そりゃないか。



だってヤンキーさんだもん。



「……あ、あの、大丈夫です……ありが
とうございました……あと、手……」





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