【完】俺に溺れろ!~最強ヤンキー君からのアイラブユー~
いきなり何を言い出すのかと思えば……
。
「ら、ランジェリーショップって……」
「ん?だって男が居たら行きづらいだろ
。……もしかして違った?」
「い、い、いくらなんでも、私もそこま
で無頓着じゃありません……っ!」
あれを天然で言ってるんだから凄い。
「ま、なんでもいーけど。取りあえず、
どこに行ってもいい。ただ」
向坂くんはそう言うと、私の手のひらを
ぎゅうっと握って、指を絡めてきた。
ゆ、指……っ!?
恥ずかしさで真っ赤になる私を、向坂く
んが見下ろす。
「手ぇ繋ぐのを条件に、な」
多分、嫌だっていっても離してなんかく
れないんだろう。
ほんとに、もう……。
向坂くんてば、意地悪だ。