戦国姫†絶対零度の雪姫†




「雪姫」



「おお、神奈」



純白の美しい髪と瞳を持ち、肌の色も透き通る純白の少女がいた。



少女―――神奈は透き通る美しい声で言う。



「雪姫、戦事は私に任せて、雪姫は城で待っていてください」



「何故じゃ?」



「雪姫が危険な目にあったら私が悲しいからです」



「ははは、神奈ありがとう。だけど、それは無理な願いじゃな」



「もぅ」



神奈は、あの日。



東雲 出雲が殺された日、私と一緒に居た。



それからだ。



神奈が国で一番の暗殺者の術を手に入れたのは。



そう、神奈も変わった。



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