沿道の果てから
楓の日
――――
―――
――
―
私は反対した。
だが、それが結果的にこの国の行く末を見ているならば
それは仕方の無い事であった。
『もしも、過去に行けたなら』
全くもって素っ頓狂な内容である。
過去に行くにしても、次元の壁が存在する。
それは、人間が部屋の壁にぶつかってしまうのと同じだ。
しかし、人間科学分析課の報告によると
どうやら、あながち不可能では無いらしい。
だから、社会課の人間は血眼にして
その案を模索し、
今日、それが可能になった訳である。
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私は反対した。
だが、それが結果的にこの国の行く末を見ているならば
それは仕方の無い事であった。
『もしも、過去に行けたなら』
全くもって素っ頓狂な内容である。
過去に行くにしても、次元の壁が存在する。
それは、人間が部屋の壁にぶつかってしまうのと同じだ。
しかし、人間科学分析課の報告によると
どうやら、あながち不可能では無いらしい。
だから、社会課の人間は血眼にして
その案を模索し、
今日、それが可能になった訳である。