沿道の果てから
私は、理屈はよく知らないが

人間を細かく見て、原子の集まりとする。
つまり、この小さな米粒が壁の原子と
組み合わせられ無い事から
壁を通り抜ける事が出来ないんだ、と言う様な事を、彼らは言っていた。

ならば、その原子の穴を埋める事が出来れば、どんな壁だろうと

越える事が出来る、と言うらしい。

しかし、これには
大きな問題があった。

仮に、この方法で人間が通り抜けられたとしても

それには、莫大なエネルギーが使用される。
つまり、原子爆弾並みの爆発が起こる
可能性があるのであった。
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