沿道の果てから
「話はそれだけかい?いや、こっちだって 色々慌ててるんだけどさ。

なる様になれってもんさ。
この身一つで役にでもなるんなら

使っとくれよ。

さぁ、他には何かあるですかい?」

嫌に、はきはきしている所が 少年の様な一面を醸し出していた。

何を憂い、思っているのか。

人は目で語るが、
その眼力と言う代物が 確かに存在し得るものである、と

確かに言えた。

「では、ここから
注意点です。
宜しいですか?」
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