沿道の果てから
「ささ、もっと
ぐいっと飲んじゃって下さい。

ほろ苦く、それでいて少し酔ってしまう。

自分も夜に、仲間を想うと これを飲んで
冷静さを取り戻しますよ。

そして、酔っている自分に

まだ、生きている
と言う活力を見出す訳ですよ。

そうでもしないと、生きていられないんです。自分みたいな人間は、特に。

なぁにが、人生の
きゃりあ か理解しかねますな。

好きで長く生きてるんじゃ無い。
なのに、今までの履歴も糞も、あったものでは御座いません」
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