めんどくさがりな女の子が幕末にタイムスリップしちゃいました?!
もんたに初めて会ったとき
別れ際に言われた言葉。
―――も「辛そうだったからの。」
って言われたんだ。
普段表情を作らなくなったから
わかんないと思ってた。
でもバレてて、結構ビックリした。
も「そろそろじゃ。」
な「!」
また私の身体が光だした。
も「じゃ、宴をしっかり楽しむのだぞ。」
な「うんっ。ありがと!」
も「あ、ちょお待て、これやる。」
な「ん?」
渡されたのは
時雨桜があり、桜の花びらが散りばめられてる紺色の着物。
刺繍も見れば見るほど繊細で
とても綺麗。
な「…もらっちゃっていいの?」
じっともんたを見つめる。
も「かまわぬ、そ、そんなに見るでない!!」
な「ははっ、照れてるし。可愛いな、もんたは。…ありがとね、大切にする。」
も「う、うむっ」
そして意識が途切れた。