めんどくさがりな女の子が幕末にタイムスリップしちゃいました?!
な「と、話がずれてしまいましたね。
本題に戻します。」
“いつから下の名前で呼んでいるのか”
それが気になった者はたくさんいたが
ななかの真剣な雰囲気に誰も聞けなかった。
な「私聞いたんです。芹沢さんにとって新撰組はなんなのかということを。」
新「どうせ面倒なもんとかただの踏み台とかそれくらいにしか思ってないだろ。」
そんな永倉の意見に対し
ななかは静かに首を振る。
な「“なくてはならないものだ”
“大切”だと思ってるんです。確かに
芹沢さんはそう言ってました。」
「「「「「!!!!!」」」」」
な「信じられない、と言いたげそうですね。でも私は嘘には見えなかった。実際にそう言った時の顔を見たんですから。」
“嘘じゃありません”
そう断言できる。
ななかは自信に満ちて、そして
堂々としていた。