めんどくさがりな女の子が幕末にタイムスリップしちゃいました?!
ねぇ、一さん。
今どんな顔してるの?
気になってそっと見上げる。
彼と目が合う。
…ズキ。
苦しそうだよ、一さん。
気づいてる?
一「―ななかが俺を好きじゃないことは知っている。」
な「………。」
一「だが、自分の気持ちには逆らえなかった。」
そう言って私を少し離した。
私の顔を見つめて。
一「好きだ、ななか。」
今までみたことのないような
切なくて、綺麗な笑顔でそう言った。