めんどくさがりな女の子が幕末にタイムスリップしちゃいました?!





それを見た瞬間、私の目から何かが零れた。




一「……それはなんの涙だ?」



な「…っわかりません…!」





本当にわかんない。
泣きたいはずなのは一さんなのに。



私が泣いてる場合じゃないでしょ!!




一「ふっ。優しいな、ななかは。」



な「やさしくなんかないですっっ!」



一「優しいよ。お前は人を傷つけるのを嫌うやつだもんな。」



な「でも、私は結局一さんを傷つけてしまう…!」



一「恋って言うのはそういうものじゃないのか?それに、俺は覚悟の上で言ったんだ。」





…そうだよね。




それをはっきり自分の気持ちを言わないまま終わらせたら、それこそ傷つけてしまう。




よし、言うよ。一さん。






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