いちご大福
結局一緒に帰れそうだった祐也と分かれて
私は今病院に向かって走ってる
久々に走ると気持ちいいなぁ…
ホントはダメなんだけどね笑
病院についたはいいけど、
今日は予約患者の人だけの日だから物音一つしない
ちょっと不気味なかんじ…
「げほっ…んっ…!」
咳が出てきた…
走っちゃったからなぁ
なんとかエレベーターに乗り込んで小児科に向かう
ドンッ!!
エレベーターが開いた途端誰かにぶつかった
「ぁ。ごめんなさ・・・」
「13秒おーばー」
______?!
目の前にはさっき聞いた声の主が立っていた
白衣を着ているということは…
お医者さんだったの?!!
「あなたは…」
「ストップ。走ってきたでしょ。」
全然答えてくれないし笑
なんでばれたんだろ。
っていうか、本気で呼吸が苦しくなってきた…
ヤバい。たってらんない…
もぅ。なんでこんな時に限って発作が起こるんだろ
「げほっ…ん…だいじょ…」
「やっぱりな。ほらっ」
いきなり視界が天井に変わった
お姫様抱っこされてるんだっ!!
「ちょっ//なに?!!」
「苦しいんだろ?しゃべんな」
確かに苦しい…
お医者さん。なんだよね?
今は従っておこう…
私はそのまま目を閉じた