いちご大福






「・・・え?」


「ごめんっ!嘘!なんでもない!」


「や、ちょ、まってよ!



俺も真美さんのこと好きだよ。」



俺は思った


あっ、やっちまった。と



学生時代からの癖で



嫌いではないひとから


告白されたら


断れないし


むしろ俺も好きとか言ってしまう


お人好しというか、


おもわせぶりな性分が


でてしまったのだ


「え・・・?本当?!わたしてっきりだめかと・・・」


真美さんは泣き出してしまった



食堂で泣き出されては正直困ったが


俺はそんなことより


オッケーしてしまったことで


頭がいっぱいで


正直その日は


うまく仕事ができなかった


記憶がある












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