空の果てへ


同い年の、同じ隊。


多分、俺が鈴と、沖田さん達幹部の次に慕っていた人だろう。


俺が未来から来たことも、何故か知っていたりする。


蒼依は女顔で、とても可愛らしい顔をしている。


丸い大きな瞳に、白い顔。


こいつと並ぶと・・・俺までさせられるから、恐ろしい。


ただ・・・時折、冷たい表情をするのが、気になる所なのだが。



「蒼依? どうかした?」



――――今も、その冷たい表情をしている。

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