空の果てへ
「俺が?生きようとしてんじゃねぇかよ!!
俺のどこが、死のうとしているように見えるんだ!?」
俺が言ってるの、間違ってたのか?
だって、最近の土方さんの表情はいつも同じだ。
全て、諦めているようで。
「じゃあ・・・何で、いつもそんな表情しかしないんですか!?
全部、諦めてるじゃないですか!!」
顔に、カッと血が上る。
「もう・・・俺、どうしていいか分からないですよ・・・」
「お、おい!!」
バンッ、と扉を乱暴に開け、俺は部屋を飛び出した。
もう、人が死ぬのは嫌なんだ。