空の果てへ
それでも・・・
「それでも・・・俺は、あなたに死んでほしくない・・・っ
約束とか、もうどうでもいい。
取り残されるのが・・・嫌なんです・・・っ」
そう、これが俺の本音。
怖かった。
一人、この時代に取り残されるのが・・・怖くて堪らなかった。
「ここに、一人で生きていきたくない。
もう、取り残されるのは嫌だ・・・っ
だから、そうなる位なら死んだ方がマシだっ・・・!?」
叫ぶ俺を、温かいあの温もりが包む。
土方さんはもう、怒ってはいなかった。
ただ、俺を抱きしめてた。