空の果てへ
*神楽 柚side*
『ぜってぇに帰ってくるから』
そう、歳さんと約束してから・・・どの位経っただろう?
京の町中から少し離れた、一人で住むには大きすぎる家。
そこで、私は梅の花の手入れをしていた。
何も、知らせは無い。
今、何処にいるのか。
今、どのようにしているのか。
今・・・生きているのか。
文を出そうと思っても、何処にいるのか分からない。
そんな状態で、出せるわけない・・・
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