空の果てへ


俺が、鈴に執着する理由なんて・・・


どこにもない。


これっぽちも、一欠けらも。



『ずっと、一緒だよ?』


『ダーイ好きだから!』



――――出てこないでくれ・・・っ


記憶の奥底に眠っていたはずのもの。


それが、徐々に引っ張り出されてきている事が分かる。





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