空の果てへ


どんどん、視界が暗くなっていく。


苦しくなる呼吸と、力の抜けていく足。


立っていられなくなった俺はもう。


地面に倒れていくしかなかった。


自分のやけに大きい鼓動。


俺に聞こえたのは、これだけだった。


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