空の果てへ


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ある日の昼休み、いつもなら教室で、弁当を広げている筈の絢の姿が無かった。


むしろ鞄も、教科書も、当然弁当も。


何も絢の私物は無くて・・・


嫌な予感、それしかしなかった。


急いで探しに行こうと、教室を飛び出そうとした時。


その悲劇は起こった。



『ねぇ・・・あれ、やばくない!?』



そんな声が、窓際にいた生徒の中から挙がった。


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