空の果てへ


一人で、ぼんやりと血と天井を交互に見つめる。


もう、限界だ。


全て・・・鈴。


ごめん、あのことはさすがに、俺には荷が重すぎた。


ソッと、目を閉じる。


これで、償えるんだ。


今までごめんな、絢。


愛してる・・・愛してたよ。



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