空の果てへ


「・・・お、おい!玖於!?」


フラッと、足元の力が抜けていく。


闇に落ちるような・・・そんな気持ち悪い感覚が体を襲った。


最近、あまり寝ていなかったからだろうか?


重い。


自分が重すぎる。



「ちょ、玖於!? おい、鉄之助!」


土方さんが焦っている声を耳にし、俺の意識はそこで途切れた。


< 92 / 221 >

この作品をシェア

pagetop