俺のもんだろ Ⅱ
この毛布…
掛けてくれたのか……
そう思うと、たまらなく
愛おしくなる。
また見られた、美夜の寝顔。
それを見ながら
ホントに美夜が好きだって実感させられる。
まだ、登校まで時間あるし…
美夜を抱き上げると…
…軽っっ……
女って、こんな軽いもんなのか?
俺の腕の中で丸まって眠る美夜は
とても小さく見えた。
「ん…」
美夜は、俺のシャツの裾を掴む。
…寝てるときになんか掴むのは
癖なのか?