俺のもんだろ Ⅱ


「なっ…なによ、鈍感女って!!」



そういうと、悠雅は顔を背け





「いーから行くぞ」


そう言って、あたしの手を取った。




え…



じんわり伝わる悠雅の手の温かみ。








なんか、安心する…



手を引かれながら、後ろから





悠雅の後姿を見つめる。




広くて、たくましい肩。





なのに線は細い。








…こんなんだから、モテモテ



なんだよ……







そう、ちょっとむすっとする。




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