俺のもんだろ Ⅱ


幸せすぎて、胸元の




ネックレスを握りしめる。






これが、あたしの癖だった。




十字路の交差点。





歩道の信号は青。








いつも通りに渡ろうとした。




悠雅と、手をつないで。









プーーーーーっ!!






体の中まで響くクラックション。








どんっと、なにかに背中が押された




気がして、あたしは地面に倒れ込む。






目の前が、真っ暗になった。






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