俺のもんだろ Ⅱ
「お前には、元の世界で大切な奴がいるだろ。そいつを守ってやらなくてどうする?前以外、誰が美夜ちゃんを守るんだ!?」
『美夜ちゃん』…?
「なんで、美夜のこと…」
「知ってるさ。お前が初めて愛した女の子、だろ?」
確かに…何人かと付き合った
ことはあったが
好きって思ったことは…
美夜が初めてなんだ…
「ずっと、側にいて守ってやれ。それは俺からの命令だ」
ずっと、側で……
「お前が何十年もたってじいさんになるまでは、ここには来させないからな」
そういって、微笑んだ父さん。