俺のもんだろ Ⅱ


「神様…いるなら…悠雅を助けて下さい…あたしの、1番大切な人を…とらないで下さい…」





ふっと、頬に涙が伝う。





何度目だろう…





こうして泣いたのは…






それでも、目は開けずに



祈り続ける。







頬に、なにか温かい物が




触れて、びっくりして、目を開ける。






「え……」





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