俺のもんだろ Ⅱ


そんなあたしを




優しく抱きしめてくれる悠雅。







「俺はじいさんになるまで、死ぬこと許されてねぇし」





そういった悠雅を見ると





悠雅は、いつになく




瞳に綺麗な光を浮かべていた。






まるで、悩みが全てなくなったかのようだった。









その言葉が、どういう意味だったか





あたしは知らない。







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