俺のもんだろ Ⅱ
悠雅の部屋って言っても
一緒に住んでるから、あたしたちの部屋
なんだけどね。
私服に着替えて、いつものように
「今日、夜ご飯何がいい?」
と聞く。
悠雅の答えは大抵
『なんでもいい』とか『シチュー』
とか。
…シチュー、飽きないのかなって
いつも思う。
「美夜が作るのなら、なんでもいい」
「え…」
ちょっと嬉しくて、顔が熱くなる。
ふっと笑った悠雅が近づいてきて
あたしの頬に触れる。
「…っ…!」
ち…近いっ!