俺のもんだろ Ⅱ
「なんでもねぇよ」
そういって、頭をかく悠雅。
可愛いなんて、悠雅が言うわけないか
そう、流しちょっと思い出して顔が熱くなる。
「…また赤くなってんぞ」
そういわれて、顔を両手で覆い隠す。
「あ…赤くなんかなってないもん」
「鏡、見てきてみろよ」
そういわれて、鏡を見てみると…
ホントに真っ赤だったあたしの顔。
風にでも当たれば、治るかな…
そう思って、ベランダに出る。
今は夕方…ここから、夕日が見える…
「わぁ…綺麗……」
そうつぶやくと、すっとあたしの隣に出てくる悠雅。