俺のもんだろ Ⅱ
そういうと
「やだ」
って言って、あたしのことを引き寄せる悠雅。
「ひゃあっ…」
また、抱きしめられて心臓がばくばく音を立てる。
「なんか、こうしてると落ち着く」
そういう悠雅。
いやいや、あたしからしたら全然落ち着かないよ!
緊張しすぎて。
でも、だんだん落ち着いてきて…
なんだか、安心できた。
あたしも悠雅の背中に手を回す。
ちょっと悠雅の顔を盗み見ると…
驚いたような悠雅の顔。
…そんなに、驚くことかな?