俺のもんだろ Ⅱ
火傷した指を見て、ため息をつく。
悠雅がキッチンに入ってきて
「大丈夫か?」
と心配してくれる。
「あ、うん大丈夫」
余計な心配はかけたくない。
保冷剤を出して、あたしの指に当ててくれる悠雅。
今日、どうしちゃったんだろう?
悠雅…すんごい優しくない?
「…ばかだな」
そういう悠雅。
こんな風に怪我をするのはもう4回目。
我ながら、ばかだと思う。
「わかってるよ」
そう、返す。
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